日曜日の午後。
マッチングアプリで知り合った人と、初めて会う約束をした。
久しぶりに「何を着ていこうかな」と迷っている自分に、少し驚いた。
恋のドキドキを思い出した瞬間
カフェで待ち合わせて、最初の数分はぎこちなかった。
でも、同じコーヒーを頼んで、笑いながら話しているうちに、少しだけ肩の力が抜けた。
「この人となら、ちゃんと話せるかも」――そんな直感があった。
それでも、心のどこかで思っていた。
“元カレと来たこのカフェじゃなくてよかった”って。
やっと「過去」をそっと置いてこられた気がした
会話の途中で、元カレの話が頭をよぎることもあった。
でも不思議と、胸が痛くならなかった。
それだけで、少し泣きそうになった。
きっと、「もう一度恋をしてみよう」と思える日を、自分でもずっと待っていたんだと思う。
帰り道、ふと占いを開いた
家に帰って、ソファでひと息ついたとき。
なんとなく気になって、久しぶりに電話占いサイトを開いた。
あの日、元カレの夢を見た朝に話を聞いてもらったサイトだ。
わたし
今日、新しい人と会ってきました。
なんか、やっと少し前に進めた気がします。
なんか、やっと少し前に進めた気がします。
占い師さん
それは素敵ですね。
“前に進む”って、誰かを忘れることじゃなくて、
“今の自分”を大切にできるようになることなんですよ。
“前に進む”って、誰かを忘れることじゃなくて、
“今の自分”を大切にできるようになることなんですよ。
その言葉に、じんわりと胸が温かくなった。
恋愛の“始まり”って、出会いの瞬間よりも、
「もう大丈夫かも」と思えた自分の気持ちから始まるのかもしれない。
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新しい人に出会った日、思ったより心が穏やかだった。
きっとそれは、もう誰かと比べなくなったから。
占いに背中を押されながら、少しずつ“わたしの時間”を取り戻していく。
恋は、忘れることよりも「今を生きること」なのかもしれない。



