人を好きになるって、もっと勢いのあるものだと思っていた。
心が弾むような、ドラマチックなきっかけがあって。
でも最近は、そんな熱よりも「静かな安心」を求めている自分に気づいた。
恋が人生の“主役”じゃなくなった瞬間
朝、通勤途中の道で見た金木犀の香りにふと足を止めた。
その瞬間、「誰かとこの香りを共有したい」と思わなかった自分に少し驚いた。
以前なら、元カレや今気になる人の顔が浮かんでいたのに。
たぶん、わたしの中で恋は“欠けている何か”を埋めるものじゃなくて、
“満たされた時間を分け合うもの”に変わったのかもしれない。
心の静けさが、いちばんのサイン
マッチングアプリの通知が来ても、慌てて開かなくなった。
返信を少し待たせたとしても、罪悪感がない。
「急がなくても、ちゃんと縁があるならまたつながる」
そんな風に思えるようになったのは、占いで言われたあの言葉がずっと残っているから。
占い師さん
焦りは、恋のタイミングを曇らせます。
“静かな時期”も、ちゃんと愛の流れの中にあるんですよ。
“静かな時期”も、ちゃんと愛の流れの中にあるんですよ。
その時はよくわからなかったけれど、今なら少しだけ意味がわかる。
焦っていた頃のわたしは、“今”じゃなくて“結果”ばかり見ていた。
今は、“自分の時間”がちゃんと愛おしい
一人で過ごす夜、温かいハーブティーを淹れて、
お気に入りの音楽を流す。
昔なら「誰かと話したい」と思っていた時間が、
今は「今日もよくがんばったな」と思える時間に変わっている。
わたし
恋をしていないのに、なんだか心が満たされてる。
これが、やっと落ち着いたってことなのかな。
これが、やっと落ち着いたってことなのかな。
恋をしていない時間も、ちゃんと“わたしの物語”の一部。
焦らないで、比べないで、ただ今日を穏やかに過ごす。
その積み重ねが、きっと次の恋の準備になっていくんだと思う。



