「頑張っても意味ないのかも」と思った夜

残業を終えてオフィスを出ると、外はもう真っ暗。
夜風が少し冷たくて、心の奥まで染み込むようだった。

今日もまた、誰かのフォローで1日が終わった。
「頑張ってるのに、どうして報われないんだろう」
そんな思いが、帰り道のハンドル越しにじんわり滲んでくる。

わたし

今日も精一杯やったのにな。
なのに、誰にも気づかれない。
なんでわたしばっかり頑張ってるんだろう。

“我慢の限界”を感じたら、いつもの占い師さんに電話する

わたしには、心が折れそうになった夜に電話をする人がいる。
「電話占いカリス」で何度も相談してきた、
もう“お守り”みたいな存在の占い師さん。

占い師さん

ななえさん、また少し頑張りすぎちゃいましたね。
あなたは本当に真面目で優しい人。
でもね、報われないと感じるのは、頑張りが足りないせいじゃないですよ。

わたし

そうなんです…。
努力しても、周りが気づいてくれないと意味がない気がして。

占い師さん

意味はありますよ。
他人に見えなくても、あなたの頑張りはちゃんと宇宙に積み重なってる。
だから、焦らずに“自分を褒める時間”を作ってください。

その言葉を聞いた瞬間、涙がこぼれた。
“頑張ることが当たり前”になっていた自分に、
「もう頑張らなくてもいいよ」と言ってもらえた気がした。

以前は、占いって「何かあったときに頼るもの」だと思っていた。
でも、今は違う。
“モヤモヤの種”をため込まないように、
カリスの先生に話すのが、もう生活の一部になっている。

わたし

ちょっと疲れたな、と思ったら。
人に話すより先に、先生に電話してる。
不思議とそれだけで呼吸が整うんです。

占いは「未来を当ててもらう」ためじゃなくて、
「自分の心を整える」ためのツール。
先生に話すたび、
「今日もよくやったね」と自分を認められるようになった。

占いのあと、心が少し軽くなった。
誰かに見てもらえなかった努力も、
ちゃんと“わたしを育てる時間”になっていたんだと気づいた。

わたし

報われないように見える努力も、
いつか自分の糧になるなら、無駄じゃないのかもしれない。

誰かに認めてもらうためじゃなく、
“わたし自身の心が穏やかでいられるため”に頑張る。
そう思えたら、少し生きるのがラクになった。

努力の意味を見失いそうになったら、
無理に答えを出さなくていい。
心の声を整理する時間こそが、
次の一歩を踏み出す力になるから。