もう占いに頼らなくても大丈夫と思えた夜

ある日の夜、ベッドサイドのスマホに手を伸ばして気づいた。
「あ、今日は占いを開かなかったな」――それだけのことなのに、胸の奥がすっと軽くなった。

“不安の声”より“自分の声”が大きくなった日

前のわたしは、既読がつかないだけで心拍数が上がって、
答え合わせみたいに占いを探していた。
でも最近は、メッセージの間が空いても、深呼吸をひとつ。
「今できることをする」。それだけで夜が乗り切れるようになった。

わたしの中に、静かな“基準”ができた

相手の機嫌や反応じゃなくて、わたしが心地いいかどうか。
会話の速さ、約束の守り方、小さな気遣い。
元カレの影と比べるのではなく、今のわたしの基準で見られるようになった。

積み重ねてきた夜のおかげ

もちろん、ここに来るまでに何度も揺れた。
そのたびに、電話越しのやさしい声が背中を押してくれたのを覚えている。

“手放しても、必要ならまた頼ればいい”。
その自由さを知ったら、心が急に広くなった気がした。

わたしの夜を守る、小さなルール

寝る前にSNSを見すぎない。返信は朝に回す。
不安が大きくなったら、湯船に浸かるか、5分だけノートに書く。
そして、それでも苦しい夜は――プロに話す。

“自分で歩く”と“誰かに支えてもらう”のちょうどいい距離

がんばりすぎないこと。強がりすぎないこと。
占いは“未来を当てるサービス”じゃなくて、
“気持ちを整える伴走者”。その理解が馴染んだら、夜がやさしくなった。

だからこれは矛盾じゃない。
今夜は頼らないで眠れそう。だけど、必要なときの入り口は、ここに置いておく。

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