「いつ会社を辞めればいいんだろう」

留学したい気持ちは固まっていたのに、退職を切り出すタイミングだけが、なかなか決まらなかった。渡航の計画が完璧に固まってから言うべきなのか、それとも先に伝えてしまうべきなのか。答えが出ないまま、何週間も過ぎていった。

「いつ辞めるか」を決めるのに、時間がかかった

留学すること自体は、自分の中でほぼ決まっていた。

でも「いつ会社に伝えるか」は、また別の問題だった。渡航まで何ヶ月あるか、引き継ぎにどれくらいかかるか、繁忙期を避けるべきか。考えることが多すぎて、結局「もう少し様子を見てから」と先延ばしにする日々が続いた。

カンナ
カンナ
「もう少し様子を見てから」を、カレンダーに何度書き直したかわからない。

完璧な計画ができてから、と思っていたら一生言えなかった

当時のわたしは、渡航の詳細が全部固まってから伝えようとしていた。

いつ出発するか、どのくらいの期間になるか、現地でどう過ごすか。全部きっちり決めてから、初めて会社に言えるものだと思い込んでいた。

でも、その「完璧な計画」は、なかなか完成しなかった。決めようとすればするほど、迷う要素が増えていく。このままだと、一生言い出せない気がしてきた。

退職を切り出すのに、詳しい計画はいらなかった

あるとき気づいた。会社の人に、留学の詳細な計画を説明する必要はなかった。

「いつまで留学するのか」といった具体的な質問には、はぐらかしても特に問題なかった。会社が本当に知りたいのは、実質「いつ辞めるか」という一点だけ。渡航が3ヶ月になるか1年になるかという、自分の中でもまだ確定していない計画の詳細は、会社には関係のない話だった。

出発時期がある程度固まった段階で、早めに伝える。それで十分だった。

カンナ
カンナ
詳しく聞かれたら「まだ未定で」の一言でだいたい乗り切れる。会社はそれ以上追及してこない。

引き継ぎと渡航準備、同時に動いていた

退職を伝えてからは、引き継ぎと渡航準備を同時に進めることになった。

引き継ぎ資料を作りながら、航空券を調べる。仕事のメールを片付けながら、現地の住居の情報を集める。頭を切り替える作業を、毎日何度も繰り返していた。

正直、忙しかった。でも不思議と、しんどさより高揚感の方が大きかった。

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退職を伝えてから、最終出社日までにやったこと

退職を伝えたあと、話は思っていたより早く進んだ。

すぐに後任が着任し、引き継ぎが始まった。この時期については、別の記事でもう少し詳しく書いている。

仕事を辞めて留学して、後悔しない?行く前に考えておきたいこと退職届を出す前の晩、正直、何度も迷った。 本当にこれでいいのか。留学から帰ってきて、うまくいかなかったらどうするのか。今の安定を手放し...

引き継ぎと並行して、生活のダウンサイジングも進めた。使っていない家具や服を手放し、身軽にしていく作業は、気持ちの整理にもなった。

カンナ
カンナ
モノを手放すたびに、部屋と気持ちが同時に軽くなっていく感覚があった。

「辞めるタイミング」に正解はなかった

振り返ると、「完璧なタイミング」を待っていたら、たぶん今も会社にいたと思う。

繁忙期を避けるとか、引き継ぎがしやすい時期を選ぶとか、そういう配慮はもちろんできる。でも「全部が整うタイミング」なんて、探しても見つからない。

渡航の詳細が固まっていなくても、伝えるタイミングは自分で決めていい。会社が知りたいのは、詳しい計画じゃなくて、いつ辞めるかというシンプルな事実だけだった。

カンナ
カンナ
完璧なタイミングはいつまでも来ない。それに気づいたとき、動く理由はもう十分。
「留学してみたい」が、少しでも浮かんだら。

まだ、仕事を辞めると決めなくてもいい。
留学するかどうかも、決めなくていい。
まずは「どんな留学があるんだろう」と、選択肢を知るところから。

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