留学の話をすると、よく聞かれることがある。「で、そのあとどうやって仕事見つけたの?」

留学中の話は世の中にたくさんあるけど、帰国後の転職活動については、意外と語られていない気がする。

帰国後、まず感じた焦り

1年間の留学を終えて日本に戻ってきたとき、正直、焦りが一番大きかった。
同世代はキャリアを積んでいるのに、自分はブランクがある。貯金もほぼ底をついていた。

「早く決めなきゃ」という気持ちで、最初の数週間は求人サイトを開いては閉じるだけの日々だった。

カンナ
カンナ
求人サイトを開いては閉じる、という謎の運動を繰り返していた時期。カロリーは消費されない。

武器になったのは、資格だった

留学中に取っていた英語と韓国語の資格が、思っていたより効いた。
語学力そのものより、「1年間、目的を持って学び続けられる人」という証明として見てもらえた実感がある。

地元のメーカーの求人に応募したとき、面接で聞かれたのは留学の理由より、「その1年で何を身につけたか」だった。

カンナ
カンナ
「なぜ留学したか」より「留学中に何をやり切ったか」の方が、面接ではずっと重要だった。

ブランクは、隠すより語った方が強い

最初はブランク期間をどう説明するか悩んでいた。でも隠そうとするより、正直に「限界だったから、一度リセットする時間を取った」と話す方が、結果的に面接官の反応が良かった。

「逃げた」という言葉を使わずに、「立て直した」という言葉で語る。それだけで印象がだいぶ変わる。

カンナ
カンナ
同じ経験でも、言葉の選び方ひとつで「逃げ」にも「戦略」にもなる。

10年経って、あの選択は正解だったと言える

転職してから10年以上、地元のメーカーで働き続けている。特別なキャリアアップをしたわけではないけど、無理なく、機嫌よく働けている。

留学というブランクが、履歴書の傷になるどころか、むしろ今の落ち着いた働き方につながっている気がする。

カンナ
カンナ
ブランクは履歴書の傷じゃなくて、面接で一番話が弾む部分になったりする。